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安心・安全な医療サービスの
提供を目指しています

診療時間
9:00~12:15 -
14:00~18:00 - - -

▲火曜日は手術がある場合、午前は12時までとなります。
▲休診日:水曜日(午後)、土曜日(午後)、日曜、祝日

診療案内
来院に必要なもの
初診時及び月初めには保険証を御提示下さい。
また、現在処方されている内服及び外用薬があれば教えて下さい(薬剤情報提供書かそのコピーでも可)。
お使いの眼鏡やコンタクトレンズがあれば合わせてお持ち下さい。
初めて診察を受ける方へ
・当院では、丁寧でわかりやすく、時間をかけて説明指導していくことを心がけております。受診に際して不明な点等ございましたら、電話もしくは受付までご遠慮なくお問い合わせ下さい。 スタッフが丁寧に対応させていただきます。
・初診の方は検査等に時間がかかる場合もありますので、終了30分前までにはご来院ください。
・保険証(70歳以上は老人医療証も)は必ずお持ち下さい。今お使いになっている眼鏡や、他院でもらっている点眼薬や内服薬をお持ちいただくと診察の助けになります。
・コンタクトレンズや眼鏡処方をご希望の方は、正確な視力検査等を行う為にお時間がかかります。特に初めてコンタクトレンズをしたいという方は、装用練習等もありますので、診察終了の1時間前までにご来院ください。ご協力の程お願い申し上げます。
・糖尿病や飛蚊症(ごみのようなものが飛んで見える)の場合、散瞳(点眼薬で瞳孔を拡張する)下での詳しい眼底検査が必要となることがあります。散瞳後の数時間は、まぶしくて帰りが見にくくなりますので、自分で車を運転しての来院はなるべく避けてください。
診察対象となる症状
充血、目やに、目の疲れ、かゆみ、痛み、かすみ、視力低下、視野異常、瞼の腫れ、まぶしさ、飛蚊症、光視、暗点、複視など
1. 結膜炎、霰粒腫・麦粒腫、白内障、緑内障、眼精疲労、眼底疾患等の一般外来
2. 白内障手術(手術時間は約20分で原則日帰り)
3. レーザー治療(主に網膜疾患、緑内障)、外眼部の手術(霰粒腫、翼状片など)
4. コンタクトレンズ処方(メニコン、ニチコン、J&J、B&L、シード、チバビジョン、クーパービジョンなど)
5. オルソケラトロジー(睡眠中のハードコンタクトレンズ装着による近視矯正)
*近視矯正手術(レーシック)は実施していません。
診察・検査の進め方
初めて来院された場合(緊急性のある外傷や緑内障発作、流行性角結膜炎:はやり目の場合を除く)
1. 診察受付:保険証(お持ちの方は老人医療証も)をお預かりし、問診票にご連絡先や、症状等をご記入いただきます。(補足的に症状・ご希望などお聞きします。)
紹介状をお持ちの方はこのときに受付にお出しください。
2. 問診内容に応じて基本的な眼科検査を致します。(視力検査・眼圧測定等)
3. 院長診察(病状に応じて散瞳処置等、検査が追加されることもあります。)
4. 病状や治療方針を説明し、必要であれば処置を施行します。
5. 最後に会計です。保険証を返却し、点眼、内服薬の処方、内容・用法の説明をいたします。症状により再診が必要であれば、次回の診察日を決定します。
診察所要時間・費用
初診時はやや検査が多いですが、通常は全部で30分程です(症状によっては、詳しく検査した場合1時間位かかることもあります)。
再診時は20分程ですが、混み具合にもよります。
初診時の費用は検査・診察・投薬内容によって異なりますが、概ね次の通りです。
・3割負担の方(社保、国保)
  2,000~3,300円
・2割負担の方(老人2割)
  1,500~2,200円
・1割負担の方(老人1割)
  700~1,100円
再診で500円~1,500円程(3割負担の方)です。
「眼科専門医」とは何?その見分け方は?
「眼科専門医」とは(財)日本眼科学会が制定した専門医制度(眼科学の進歩に応じて、眼科医の知識と医療技術を高め、すぐれた眼科医の養成と生涯にわたる研鑽を図ることにより、国民医療に貢献することを目的とする)により認定された眼科医です。認定には学会が決めた一定の基準を満たす事が必要であり、昭和59年以降に眼科医になった人には「専門医試験」の合格が義務づけられています。医師の名前が分かっていれば、日本眼科学会の内の専門医一覧でチェック出来ます(このHPのリンク集を参照)。また眼科専門医ならば学会の認定証やネームプレートが発行されるので、それらが医院内の待合室や診察室に掲示されているかをチェックして下さい。眼科医としては必要最低限の資格だと思いますが、専門医資格の無い眼科医院もあるようなので御注意下さい。
オルソケラトロジーとは?
「近視は不便だから困っている、だけど手術は怖くて」
「手術を受けたかったが、手術は向かないと言われた」
「職業上視力が必要だが、近視矯正手術は禁止されていて」
「小学生ですが、手術は受けられないのですか?」
これまで近視矯正手術でカバーしきれなかった方々のこうした声にお応えする新しい治療法「オルソケラトロジー(角膜矯正療法)」とは、特殊なハードコンタクトレンズを用いて眠っている間に角膜の形を整えて近視を矯正する、全く新しい近視治療法です。
この治療法は、裏面に特殊な加エのしてあるハードコンタクトレンズ(1眼ごとの完全オーダーメイド)を毎晩就寝前に装用して眠ります。外してしまうと見えなくなる今までのコンタクトレンズとは異なり、朝起きてレンズを外した後もー定時間角膜が正しい形に「くせづけ」された形で保持され、視力回復効果が得られます。続ける事で徐々に視力回復の時間は延びて行き、順調に進めば2ケ月~3ケ月後には1週間に4~5回レンズを装用するだけで視力が保てるようになります。
オルソケラトロジーの概略
<夜間装用>
朝つけて寝る前に外す従来のコンタクトレンズと正反対で、寝る前にレンズを装用して朝外します。酸素透過性に優れた一眼ごとの完全オーダーメイドレンズを使用するため、角膜に対する刺激やストレスは少なく、就寝中はまばたきしないので、装用感は従来の日中装用するハードコンタクトレンズより優れています。
<可逆性>
外科的な手術治療ではないため、装用を中止すればいつでも元の状態に戻せます。つまり、逆に視力回復効果を保持するためには、毎日装用を続ける必要があります。
<1~2ケ月かけて視力回復>
治療開始直後の視力回復時間は短いですが、毎日の装用を続けることで、角膜は正しい形に「くせづけ」されていき、視力保持の時間も延びていきます。順調に進めば、2~3ケ月後には遇に4~5日レンズを使用するだけで終日視力保持できるようになります。
<軽めの近視が最適です!>
オルソケラトロジーレンズで有効な近視矯正効果が得られるのは、軽度~中等度近視です。強い近視の場合や、乱視が強い場合は効果が出にくく、時間もかなりかかるため、あまりお勧めできません。
<リスクはハードコンタクトレンズと同じ>
この治療で起こりうるリスクは、従来の昼間装用ハードコンタクトレンズと同程度です。適切なケア・装用スケジュールを守る、定期検診を受けるなど、眼科医からの指示を守って頂く必要があります。有効な近視矯正効果を得るためには患者さまのご理解とご協力が不可欠です。
<保険適応外>
眼鏡・コンタクトレンズ・近視矯正手術などの他の近視矯正手段と同様に、オルソケラトロジー治療にも保険は適応されまん。全額自己負担となります。
<治療費用>
治療費用は片眼につき7万円です(税別)。
オルソケラトロジーの歴史と安全
もともとの原理や理論は今から約40年近く前の1962年に遡って米国で確立されたものです。しかし近年になって実際に安心して処方できるようになったといえるでしょう。何が進歩したかと言えば、(素材の開発・コンピュータ制御による精密機械でのレンズ製造技術の向上・レンズデザインの改良・角膜解析等の診断機器の開発・フィツテング技術の進歩等)があげられます。
これまでに米国・英国・豪州・カナダ・香港・台湾・韓国・南ア・オランダ等でのべ100万人以上の多くの患者がこの治療法を受けて特別な合併症なしに効果をあげています。こうした事実から、この治療法はシンガポール・イタリア・スペインにおいても眼科医学界や行政当局にも受け入れられてきています。外科的な視力矯正方であるRK・PRKと全く異なり、角膜組織を傷つけることがないので、夜間における視力低下・角膜退行萎縮等の問題は起こりません。治療に使用するコンタクトレンズは通常の酸素透過性ハードレンズなので、従来ハードコンタクトレンズの装用と同様の取扱注意が必要ですが、起こり得るリスクは全く同様です。レンズを清潔に保ち、装用に慣れ、眼科専門医の定期検査及び指導に従っていれば殆どリスクは生じません。
適応(年齢制限等)・注意点について
年齢制限は事実上ありません。むしろ新陳代謝が活発で、柔らかい角膜をもつ子供には特に非常に優れた効果を発揮します。このため仮性近視は非常によい適応であるといえます。仮性近視の子供や青少年には、近視進行の抑制・矯正改善に有用です。子供に限らず、本人に医師の指導を正しく理解できないか、あるいは実行できない心配がある場合はこれを補うことのできる人が身近にいる必要があります。
<適応する方>
・軽度~中程度の近視(-4D:ジオプター迄が良い適応)
・軽い乱視(度数は-1D程度まで)
・7歳~65歳
すべての方に適応するわけではありません。(問診や検査、診察を行った上で判断されますので院長ご相談さい。)
<適応しない方>
・強度近視(場合によっては可能なこともあります)
・強い乱視
・眼科的疾患のある方
・ひどいドライアイの方
・ひどいアレルギーをお持ちの方
・その他医師から不適応と判断された方
・医師の指示を守れない方
<注意点>
日本国内で厚生労働省の認可を受けた数社によりオルソケラトロジーレンズの取り扱いが可能となりましたが、保険診療適応外ですので自由診療となます。また、日本眼科学会主催の講習を修了した眼科専門医の指導のもとで治療を受けなければなりません。
オルソケラトロジーでどうして近視が回復するの?
オルソケラトロジーでは、近視(または軽度の乱視)の角膜形状に合わせて特別なデザインで製造したコンタクトレンズを夜間(就寝中)に装用します。これにより、角膜中心部の形をより平坦な曲率の形状に変えることで、従来のメガネ及びコンタクトレンズを使わず、あるいは手術もせずに、裸眼視力の矯正を可能にする科学的・可逆性近視治療法です。
 近視とは目に入ってきた光が網膜上で焦点が合わず網膜より手前で焦点がむすばれる状態(屈折異常の一種)の事です。その網膜より手前で結像する焦点を後方の網膜上に合うようにずらせば視力が回復するわけです。つまり屈折異常を正常化することです。そこで登場したのが、オルソケラトロジーです。米国ではよく歯の矯正に例えられます。それは角膜にコルセットをはめて形状を変え、屈折異常を正常化させることによって近視が回復するというメカニズムの療法です。元来角膜は柔らかく、しかも新陳代謝が非常に活発な組織です。
ですから割と簡単に形状も変わりやすいですが、一度、形状が変わると‘くせづげ’がされ元に戻りにくくもなります。安定するまで毎日夜、就寝時に装用することによりくせづけされた形状をさらに長く保つようになります。
そうすると裸眼で過ごせる時間もどんどん長くなっていくわけです。特に若年者で軽度近視の場合は3ケ月程度の装用後は、安定期に入ると週2、3回の装用でも日常生活に支障を感じなくなる事もあるようです。
オルソケラトロジーに使用されるレンズと普通のコンタクトレンズはどう違うの?レンズの耐用年数は?
両方とも材質は同じ酸素透過性ハードコンタクトレンズです。オルソケラトロジーに使われるコンタクトレンズは、角膜に触れる方(内面)のカーブに特殊な加工がされており、角膜の形を平坦に矯正し、くせづける働きがあります。このためレンズを外しても一定の期間視力が回復した状態が続きます。個人差がありますが、数時間のテストレンズ装用で1.0以上出てしまう方も稀ではありません。また、3ケ月~半年くらいで安定期に入り、軽度近視の若年者では毎日装用しなくても1日おき又は2~3日おきでもよいという方も中にはいらっしゃいます。
通常のハードコンタクトレンズは内面カーブが一定で、眼鏡のように度が入っています。このためレンズをつけている間だけしか矯正効果がありません。
レンズの耐用年数は高酸素透過性素材のハードコンタクトとほぼ同じで、一般的には2~3年です。但しレンズ内面が特殊形状なので汚れやすく、手入れの仕方によっては素材の傷みが早くなることもあり得ます。
オルソケラトロジーの治療費は?保険適用?
オルソケラトロジーの治療自体は自由診療ですので、保険適用外です。片眼7万円、両眼14万円(税別)かかります。日本国内承認のレンズをおもに使用していますが、生産量が限られており、どうしても高価になってしまいます。全国的に都会では両眼で30~40万円近く徴収している施設もあります。当院ではなるべく多くの方に治療してもらいたいという思いから、現状で採算ぎりぎりの価格設定にしてあります。レンズの破損・紛失・素材劣化による再作には1枚3万5千円(税別:特注レンズは五千円高)かかります。(初診時の適応検査:眼科一般検査は保険診療で一人3千円以内でおさまります。その後の定期検査時には自費で千円~2千5百円程度かかります。)
オルソケラトロジー治療の手順は?
初診時の眼科一般検査で適応の是非を確認し、外来でトライアルレンズを1時間弱体験装着し前後の視力の変化をチェックします。レンズ装着脱の練習ののち、レンズの貸し出し(まずは一晩装着し翌日受診・問題無ければその後3・4日~1週間の毎晩装着)を経て、視力改善効果に納得頂けるようでしたらご本人用のレンズを発注します。3日~2週間でレンズが到着次第、治療開始となります。正式なレンズ発注で料金が発生しますが、試し装着では治療の料金はかかりません。(但し貸出レンズを破損したり紛失されるとレンズ代金を補償していただきます。稀にレンズ貸し出しに際して保証金をお預かりすることもありますので、ご了承下さい)。
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